CEO Profile

研修効果測定、成果の見える化を日常的にするために

ルジュナ代表 中川 直紀

略歴

NTTのWeb企業での教育サービス企画を経て、日本航空の教育会社、 JALアカデミー(現在:キャプラン)で、グローバル化する大手日系企業へ人財開発・育成のコンサルティングを行う。

上記の組織のまま、M&Aで伊藤忠グループ、2年後にパソナグループへの吸収合併を2度経験。

自社がダイバーシティ環境(多国籍社員、3社企業文化)に激変した状況で、周囲をリードして実績を上げた経験を、現在の人財育成、才能発掘に活かしている。 


研修効果測定を意識し始めたきっかけとは

上記の経験の過程で、世界水準のリーダー育成に関心を持ちました。取引企業における幹部のキャリアパスとしても、グローバル経験は大変重要となっている点があります。

当初、グローバルビジネス経験が豊富な見識者(米国の大学教授)や、マッキンゼー等大手ファームの経営層出身のコンサルタントの協力を得て、次世代リーダー育成(約半年間が基本)の企業研修をプログラム化しました。

しかし、どんなに良質でアンケート評価の高い研修であったとしても、受講者が現場に戻ってどう活用しているかが明瞭になっていませんでした。研修の提供側として、実践されていなければ本質的に良い研修でないと感じたことが、効果測定を意識するきっかけとなりました。


【 課題感 】

・実践、活用されているか、といった観点で研修が評価・検証されにくい

・研修での自己効力感(動機向上)と実践行動が接続しにくい

・経営者や育成を統括する方々が、人事任せで結果のみを追求してしまう


【 課題解決として行なっていること 】

能力要件に基づいた研修設計〜研修後の評価方法を仕組化
 < 能力要件と連動したスキルの習得状況を評価 >

・研修内での受講者のパフォーマンス評価を個別にフィードバック
 < 自己効力感を高め、現場での行動変容を促進 >

研修効果を高めた上での測定を探究、様々なリーダー研修で実行
 < 経営に説明し易い定量、定性面から評価報告 >


【 今後の展開 】

現在まで、研修をご実施いただいたクライアント様にのみ上記を行なって参りました。しかし、弊社の提供する研修に付随して実行するだけでは、研修効果測定の課題は解消されません。

そのため、効果測定や成果の見える化のための業務を切り離し、様々な研修に適用いただきたいと考えるに至りました。

各企業様で重要な位置付けとなっている既存の研修に、研修効果測定のノウハウを取り入れていただき、研修の本質的価値向上のために寄与したい想いが強くなっております。

その経緯から、手間をかけずに研修効果測定が行えるよう、Web利用によるサービスを開発しました。
2023年4月に、SaaS型サービス via-learnをローンチをし、多くのご相談をいただいております。

人財開発、リーダーシップ開発にあたり、「研修とその実践活動」は、社員の行動データとして最も取得しやすく、人財の未来を予測できる重要な情報、分析の基盤になると考えております。